「昭和の遊び」という紙芝居を作ったことがある。

 かくれんぼ、石蹴り、缶蹴り、ゴム飛び、縄跳び、毬付き、人形遊び、おはじき、ままごと、メンコ、カルタ、お手玉・・・ 数えきれないほどの遊び、その子供たちの姿を今は見ることがない。

 土の道がコンクリート(アスファルト)になった時、そこはキャンバス(画布)となり皆でいたずら書きをしたりマル(〇)を描いて遊びの工夫したりした。滅多に車が通らない頃(昭和二十年代、戦後)の話である。

 

 ♪ずいずいずっころばしゴマみそズイ ちゃつぼにおわれてトッピンシャンぬけたらどんどこしょ たわらのねずみが米食って チューチューチュー お父さんが呼んでもお母さんが呼んでも いきっこなしよ 井戸のまわりでお茶碗かいたの だあれ♪の指遊び。

 ♪あんたがたどこさ肥後さ、肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 仙波さ 仙波山には狸が居ってさ~それを猟師が鉄砲で撃ってさ 煮てさ 焼いてさ 喰ってさ~♪の毬付き。

 ♪サイジョウザンは霧深し、千曲の河は波あらし~♪のお手玉。

 ♪イチ掛けニかけで三かけで四かけで五かけで橋をかけ、橋の欄干手をやりて、遥か向こうを見渡せば、十六七の姉さんが花と線香を手にもって(もしもし姉さん、どこ行くの)(わたしは九州鹿児島で切腹なされた父上の西郷隆盛娘なり お墓の前で手を合わせ、南無阿弥陀仏と唱えれば お墓の前から幽霊が~ジャンケンポン!)の手遊び。

 黄金バットの紙芝居のオジサン・・・。

 

 みんなどこへ消えてしまったのかな?

 時代だね。ジェネレーションギャップ・・・。「お婆ぁちゃんには分からないだろうな」と言われる淋しい年代になってしまった。

 

※サイジョウザンは西条山。

 西条山は霧深し 筑摩の河は波あらし 遥かにきこえる物音は 逆巻く波かつわものか 昇る朝日の旗の手のひらめくひだの クル クル クルーのばかりの じんぞのえ めぐるあいも鬨の声 あわしろたえも あわしろく 敵はこのかを かすみふく 川中島の闘いに 語るも聞くも勇ましや(作詞 旗野十一郎 作曲 小山作之助)

 上記であることを知ったのは78才の今、「川中島」の歌だったなんて! お手玉は難しくて歌を唄いきるほど続いたことがないのでこの年になって初めて知った由。