驚くべ きは自分である。こうしてパソコンのキィを叩く手の悍ましいまでの手、血管が浮き出て正しく老婆の手である。
思えば長きにわたり酷使してきた手指、当然の果てに違いない。指が動くだけでも喜ばしく、(ここまで使い切ったこと)を誉めたいくらいである。
無事に(老い)の領域にたどり着いたのだ、まさかのわたしが老人枠を頂いている。実に愛でたい!
皺が寄り血管が太く浮き出た手指を見ながら《老愁にリボンを!》と声小さく叫び(まだ生きてるんだ)と笑っているわたし、嘆くなよと、喝を入れている。(愚の骨頂で素敵に浮かれている)。