夏痩も知らぬ女をにくみけり

 

 暑さ負け、体重も気力も落ちる昨今、素知らぬ顔の熟女の豊満。目障りなほどのそそる色気に此方は煽られているが、この体たらく・・・。

 何ということのない女ではないか、ごくありきたりの風情。なのに明らかに引けをとるわたしの憔悴、この夏の暑さのせいである。眩しいか、口惜しいか、憤りにも似た憤懣。

 

 ろくな女じゃないよ、と貶めてもなお残る欲情の欠片。

 元気なだけじゃないか…認めざるを得ない劣勢たるわたしの衰退。あぁ・・・。