冬凪の海おもひをり人泊めて

 冬凪はトウ・ナギと読んで、倒、梛。
 海おもひをり(海思居)はカイ・シ・キョと読んで、懐、私、居。
 人泊めてはジン・ハクと読んで、甚、白。
☆倒れた梛を懐かしむ私。
 居(すまい)は甚(はなはだ)白(明るくなった)。

 冬凪はトウ・ナギと読んで、党、和。
 海おもひをり(海思居)はカイ・シ・キョと読んで、快、思、拠。
 人泊めてはニン・ハクと読んで、認、白。
☆党(仲間)が和むのは快く思う。
 拠(より所)は認めることであると白(申し上げる)。

 冬凪はトウ・ナギと読んで、当、凪。
 海おもひをり(海思居)はカイ・シ・キョと読んで、怪、至、虚。
 人泊めてはジン・ハクと読んで、尽、博。
☆当(この)凪は怪(不思議)である。
 至(この上なく)虚(むなしく)尽(ことごとく)博(大きく広がっている)。