M『炎の帰還』 『炎の帰還』 帰還、宇宙(異世界)から現世への帰還ではないか。 例えば、《亡母があの世から蘇ったとしたら、わたくしは礼装に着替え、バラの花をもって出迎えるに違いない》という妄想。 わたくしはわたくしそのものではなく、大いなる魂の権化として変装をもいとわない。地上を超える無重力の異世界で薔薇の花(愛)を差し出す僕となろう。 愛(炎)は時空をすり替える。愛(熱望)は時空を超えて帰還を果たす、ぞくぞくするような戦慄の図である。 写真は『マグリット』展・図録より