『くらかけの雪』

 たよりになるのは
 くらかけつづきの雪ばかり
 野はらもはやしも
 ぽしやぽしやしたり黝んだりして
 すこしもあてにならないので
 ほんたうにそんな酵母ふうの
 朧なふぶきですけれども
 ほのかなのぞみを送るのは
 くらかけ山の雪ばかり
   (一つの古風な信仰です)

 雪はセツと読んで、説。
 雪はセツと読んで、設。
 野はヤと読んで、也。
 黝はヨウと読んで、要。
 酵母はコウ・ボと読んで、講、模。
 朧はロウと読んで、Law(律)。
 送るはソウと読んで、総。
 山はSunと読んで、Sun(太陽。
 雪はセツと読んで、説。
 一つの古風な信仰はイツ・コ・フ・シン・コウと読んで、逸、己、普、新、講。

☆説(話)を設(こしらえる)也。
 要の講(話)を模(手探りすること)が、law(律)である。
 総て太陽の説(はなし)であり、己(わたくし)は普く新しい講(話)をする。

『くらかけの雪』は、表明である。