寒の夜を壺砕け散る散らしけり

 寒い夜、心も凍えて緊張の糸がプツンと切れる音がする。何もかも…世間の風の冷たさ、わたしは道を外しただろうか。蔑み? いえ、堂々と生きている。生きざるを得ないじゃない。

 わたしを守ってくれる常識の壺よ。
 足並み揃えて、とささやく壺は、こんな寒くて辛い夜に砕け散ってしまった。(これからどうしたら・・・)

 いいえ、こんな壺はわたくし自らが、砕いたのです。