雪狼どもは頭をふつてくるりとまはり、またまつ赤な舌を吐いて走りました。

 大神たちは信仰をかざし、赤(釈・意味を解き明かす/事情を説明する)舌(言葉)を放って走りました。

「カシオピイア、
 もう水仙が咲き出すぞ
 おまへのガラスの水車
 きつきとまはせ。」
 雪童子はまつ青なそらを見あげて見えない星に叫びました。

 カシオピイアは周極星、北極星を回っている。話の舞台は天と地、現世と冥府、生死の境界の彷徨の時空にある。