「ゴーシュ君、よかったぞお。あんな曲だけれどもこゝではみんなかなり本気になって聞いてたぞ。一週間か十日の間にずゐぶん仕上げたなあ。十日前とくらべたらまるで赤ん坊と兵隊だ。やろうと思へばいつでもやれたんぢゃないか、君。」

 金環食の天体ショーの震撼とする素晴らしさ!
 すべて自然の理、宇宙の理である。ただ物語のなかでは、ゴーシュ(地球の精神)の努力・熱意によるものだと称え、楽長(太陽)は、ゴーシュを「赤ん坊から兵隊になった」と褒めた。
 兵隊? あくまで兵隊だと、太陽が地球に宣うところがおかしい。ゴーシュをほめながら、ゴーシュ(地球)はわたし(楽長/太陽)の兵隊であると言っている。
 太陽(隊長)無くしてのゴーシュ(地球)はない。