大きな白いリボンを胸につけた司会者がはひって来ました。

 大きな白いリボン・・・。
 金環食は太陽の通り道(黄道)と月の通り道(白道)の一致点で生じる現象である。大きな白いリボンを胸につけた司会者は要である。

「では楽長さん出て一寸挨拶して下さい。」(略)「さあ出て行きたまへ。」(略)「どこまでひとをばかにするんだ。よし見てゐろ。印度の虎狩をひいてやるから。」ゴーシュはすっかり落ちついて舞台のまん中へ出ました。

「印度の虎狩」はインドラ。インドラはバラモン教、ヒンズー教の神であり、神々の王・雷霆神・天候神・軍神・英雄神である。居所は天国だから、ゴーシュの弾いた「印度の虎狩」は、雷の現象を引き起こし《天国と現世》をつないだのではないか。