堕ちてはいけない朽ち葉ばかり鳳仙花

 堕ちてはいけない・・・自分を捨て、自らの誇りを投げ春を売る。この猥雑な絶望感、(お終いだ、お終いだ)と自分を責める。周りの仲間は黙して語らないが、今日を生きるためにこの混乱に乗じ朽ち葉として風に吹かれている。

 花を咲き終えた鳳仙花の実は、触れただけで弾け飛び落下する。ほんの少し指が触れただけで・・・。
 ああ、決して堕ちまいぞ。堕ちてはいけない自負の念がある。