従姉ばかりで山椒の木を焼いてをり

 従姉はショウシと読んで、硝子。
 山椒の木はセン・ショウ・モクと読んで、尖、傷、黙。
 焼いてをり(焼居)はショウ・キョと読んで、消、去。
☆硝子(ガラス)の尖(とがった先端)で、傷(怪我をした)が、黙って消え去(たちさった)。

 従姉はショウシと読んで、賞賜。
 山椒の木はセン・ショウ・ボクと読んで、羨、小、僕。
 焼いてをり(焼居)はショウ・キョと読んで、奨、挙。
☆賞賜(褒美の金)を羨む小さな僕(わたし)。
 でも、奨(ほめる)挙(ふるまい)はある。

 従姉はショウシと読んで、焼死。
 山椒の木はサン・ショウ・モクと読んで、惨、傷、黙。
 焼いてをり(焼居)はショウ・キョと読んで、消、虚。
☆焼死の惨(いたましさ)に傷(心を痛める)。
 黙って消える虚しさがある。

 従姉はジョウシと読んで、娘子。
 山椒の木はサン・ショウ・モクと読んで、産、称、沐。
 焼いてをり(焼居)はショウ・キョと読んで、掌、挙。
☆娘子の産(誕生)、称(重さを測り)、沐(水を浴びさせる)。
 掌(手のひら)の挙(ふるまい)である。