ぬぐう指さむく寄せくる潮のおと

 ぬぐう、良くないことを打ち消す指。指は官能である。情事かもしれない…。あってはいけないことの後の後悔。
 いく度も冷たく寒い潮の音、怒涛のように寄せては返す胸の内。鼓動は甘く切ない、しかし風の冷たさは寒く自分を孤立させている。