老獪や冬山脈に枕干し
冬山脈はトウ・セン・ミャクと読んで、当、選、脈。
枕干しはチン・カンと読んで、賃、間。
☆老獪や(ずるがしこい)当選の脈(すじみち)、賃(報酬、代償として支払う金銭)が間にある。
老獪はロウ・カイと読んで、浪、悔。
冬山脈はトウ・サン・ミャクと読んで、蕩、惨、脈。
枕干しはチン・カンと読んで、沈、感。
☆浪(無駄)を悔やむのは、蕩(だらしなく)惨(傷ましい)。
脈(前途の見込み)がなく、沈んでいく感じがする。
老獪はロウ・カイと読んで、朧、界。
冬山脈はトウ・サン・ミャクと読んで、灯、散、脈。
枕干しはチン・カンと読んで、沈、感。
☆朧(ぼんやりかすんだ)界の灯りは散(ばらばらに)脈(続き)沈(物静かな)感じである。
老獪はロウ・カイと読んで、露、解。
冬山脈はトウ・サン・ミャクと読んで、問う、三、三訳。
枕干しはチン・カンと読んで、珍、観。
☆露(現れる)解を問うと、三つある。
三訳は珍しい観(考え方)である。