『城』3610。どうやら ぼくたちふたりは、あまりにも気ばりすぎ、あまりにも騒々しく、あまりにも子供じみて未経験で、たとえばフリーダの冷静さ、フリーダの要領のよさをもってすれば造作なく、目だたずに手に入れられたものを、泣きわめいたり、引っかいたり、引きちぎったりして手に入れようとしているみたいだね。☆わたしたち二人は、あまりにも子供っぽく騒いで煩って死んでいく。たとえば、フリーダの静けさ、フリーダの適切さからすれば、さりげなくいかれたものを、泣いたりかきむしったり、ボロボロになっていた。