もりあがる菫の土の古笑ひ

 菫はどんな場所からも力強く生え出る。野山はもちろん、道路の亀裂の隙間からさえ顔を見せる。それは土が菫を押すのであって、土との合作である。春になって土が動く、それをもりあがる菫の土といえば、土は古笑ひ(コショウと読んで、誇称/大げさに自慢)するのである。

 もりあがる(盛上)はセイ・ショウと読んで、整、蹤。
 菫の土はキン・ドと読んで、均、努。
 古笑ひはコ・ショウと読んで、顧、消。
☆整(きちんと調える)蹤(足跡)、均(ならすこと)を努める。
 顧(気にかけて)消している。

 もりあがる(盛上)はショウ・ジョウと読んで、省、冗。
 菫の土はキン・ドと読んで、襟、怒。
 古笑ひはコ・ショウと読んで、姑、渉。
☆省(振り返る)と、冗(煩わしい)襟(心の中)の怒りがある。
 姑との渉(かかわり/関係)である。

 盛り上がる(盛上)はセイ・ショウと読んで、錆、鐘。
 菫の土はキン・ドと読んで、金、鍍。
 古笑ひはコ・ショウと読んで、故、照。
☆錆びた鐘、金の鍍(メッキ)で故(もと)の照(光り輝く)になる。