裾ゆるく老いて白藤明りの谷

 川下の衰えた流れの一角に見事な白藤が、その谷間を明るく照らしている。

 裾ゆるく(裾緩)はキョ・カンと読んで、挙、観。
 老いて白藤はロウ・ハク・トウと読んで、漏、迫、統。
 明かりの谷はメイ・コクと読んで、命、酷。
☆挙(すべて)を観(よく見ると)漏れてくる。
 迫(追い詰め)統(一筋にまとめる)命(巡り合わせ)は、酷(大変)である。

 裾ゆるく(裾緩)はキョ・カンと読んで、虚、刊。
 老いて白藤はロウ・ハク・トウと読んで、浪、剥、透。
 明かりの谷はメイ・コクと読んで、迷、告。
☆虚(中身がないもの)を刊(出版する)のは、浪(無駄)である。
 剥(はがれて)透(すかして見える)迷(珍妙さ)を告げる。