冬の山畳を踏んで箪笥鳴る

 冬の山。雪などで湿った建屋の床、湿気を帯びた畳に足を踏み入れた途端、乾燥した空気にさらされた箪笥はその差異により軽く弾んだかもしれない。

 冬の山はトウ・サンと読んで、套、算。
 畳を踏んではジョウ・トウと読んで、常、問う。
 箪笥鳴るはタン・シ・メイと読んで、探、詩、命。
☆套ったものの算(見当をつけ)常に問う。
 探(さがし求めるのは)詞(言葉)との運(巡り合わせ)である。

 冬の山はトウ・サンと読んで、盗、惨。
 畳を踏んではジョウ・トウと読んで、常、透。
 箪笥鳴るはタン・シ・メイと読んで、綻、視、明。
☆盗みは惨めであり、常に透(すかして見える)。
 綻(ほころび)は視(気を付けて見ると)明(明々白々、はっきりしている)。