人びとは、好奇心からだけでももう一度フリーダを見たいとおもっていたのです。飽き飽きするほど味気ないとおもっていたものが、それ以外の点ではまったくとるにも足りない人間であるあなたの手柄によってふたたび人びとの関心をそそったのです。もちろん、わたしがここにいて、わたしの存在の影響力がつづいているかぎりは、みなさんも、わたしを犠牲にするようなことはなさらなかったでしょう。けれども、お客さまは、たいていは中年の人たちで、いったんなじんだ習慣からはなかなか抜けだしにくいのです。


☆うんざりするほど荒涼としていて、あなたにとって全く何の利もなく重要でもないものが再び魅力と化したのです。そのために、もちろん現在はその影響力で、古く重苦しい習慣を超えられないのです。