かげろうのちる茶問屋をきりまはす
陽炎、よく晴れて風があまりな強くない日に光が屈折して起きる現象。
かげろうのちる…地面から立ち昇るもやもやした気(湿気)が散る、つまり春の、しっかり空気の乾燥を確かめたころは、お茶を選別する茶問屋は大忙し。夏も近づく八十八夜、茶摘みの季節である。
かげろうのちる(陽炎散)はヨウ・エン・サンと読んで、容、厭、惨。
茶問屋はサ・モン・ヤと読んで、嗟、悶、也。
きりまわす(切廻)はサイ・カイと読んで、歳、悔。
☆容(姿・形)の厭(飽きられ)惨めである。
嗟(嘆き)悶(思い悩む)也。
歳(年月)を悔やんでいる。
かげろうのちる(陽炎散)はヨウ・エン・サンと読んで、要、掩、算。
茶問屋はサ・モン・オクと読んで、査、問、憶。
きりまわす(切廻)はサイ・カイと読んで、再、開。
☆要(かなめ)を掩(隠している)。
算(図りごと)を査(調べて)問いただす。
憶(思いめぐらせると)、再び開く。