この服、いまでもほんとうに美しくないでしょうか。もうくたびれて、すこし汚点もついています。わたしは、着替えの服なんかありませんもの、昼も夜もこれを着たきりなのです。それでも、どんなに美しい服か、いまでもよくわかりますわ。あのいまいましいバルナバスのところの娘でも、これよりすばらしい服は仕立てられないでしょう。


☆この氏族は現実には相当しなかったのでしょう。現在ではすでに押しつぶされ、わずかに残っているだけです。第二の氏族など全くおりません。昼も夜も(重荷を)を担わねばならず、しかもまだ常にそう見られているのです。いかに立派でも先祖の傷痕は呪われており、バルナバスはそれをより実現させているのです。