「さうだらう。して見ると勘定はこゝで払うふのだらうか。」
「どうもさうらしい。」
「さうだ、きつと。」
 二人はめがねをはづしたり、カフスボタンをとつたり、みんな金庫の中に入れて、ぱちんと錠をかけました。


☆現れたものを観(よく見ると)、常に記は殖(増える)。
 字の図りごとが混ざっている。
 個(一つ一つ)を註(解き明かす)新しい状(すがた)である。