わたしが奇異に思ったのはフリーダが、じつはほとんど悲しんでいないことでした。だって、彼女の身にふりかかったことは、なんとしても怖ろしい不幸だったんですもの。事実、フリーダはいかにも不幸だというふりをしてはいましたが、そんなことでは効き目はありません。そんなお芝居にだまされるようなわたしではありませんもの。


☆わたしが思ったのは、ほんとうは少しも悲痛ではないということでした。でも、先祖の怖ろしい不運の原因に、彼女は狼狽えたのですがこれは全く十分ではなく、こんな脚色などにペーピ(わたし)はだまされたりはしません。