腸のよろこんでゐる落椿

 落椿を見るとその身の処し方に共感してしまう。美しく咲き切ったその頂点で見事落下する、その潔さに心打たれている、喜んでいる自分がいる。

 腸のよろこんでゐる(腸喜居)はチョウ・キ・キョと読んで、弔、忌、居。
 落椿はラク・チンと読んで、落、沈。
☆弔(死者をとむらう)忌(命日)。
 居(家)は、落(物淋しく)沈んでいる。

 腸のよろこんでゐる(腸喜居)はチョウ・キ・キョと読んで、調、記、挙。
 落椿はラク・チンと読んで、絡、鎮。
☆調える記である。
 挙(並べ立てる)絡(筋道)を鎮(落ち着かせる)。