西国は大なめくぢに晴れてをり

 西国って何を暗示しているのだろう、西方浄土かもしれない。
 大なめくぢに晴れてをり、なめくぢは晴天の光に弱いので葉の陰に隠れているにもかかわらず、大なめくぢに晴れているという。
 西方浄土、ここは総てが救済される世界。大なめくじが絶命の危機のある晴天にあっても、難なく光を浴びている。きっとあの世とはそういう処に違いないという感想、そうであって欲しいという切望がある。

 西国はセイ・コクと読んで、世。酷。
 大なめくぢ(大蛞蝓)はテイ・カツ・ユと読んで、態、勝つ、由。
 晴れてをり(晴居)はセイ・キョと読んで、勢、挙。
☆世の酷(容赦なく厳しい)態(ありさま)。
 勝つ由(術)は、勢いが挙(すべて)である。

 西国はセイ・コクと読んで、省、告。
 大なめくじ(大蛞蝓)はタイ・カツ・ユウと読んで、他意、合、遊。
 晴れてをり(晴居)セイ・キョと読んで、盛、挙。
☆省(注意して見ること)を告げる。
 他意を合わせた遊びがある。
 盛る挙(企て)がある。