ぼろぼろの芹摘んでくるたましひたち

 ぼろぼろの芹、これは春の瑞々しい食べごろも過ぎ、夏になって花が咲き小さな実がボロボロできたころではないか。
 たましひたち、複数である。複数の魂が帰ってくるのは、お盆(八月)である。
 多くの人たちが向こうへ逝ってしまったけれど、お盆には(多少の恨みも込めて)ぼろぼろの芹など摘んでわたくしの所へやって来るようだ。

 ぼろぼろ(襤褸襤褸)はラン・ル・ラン・ロと読んで、欄、留、覧、老。
 芹はキンと読んで、謹。
 摘んでくる(摘来)はテキ・ライと読んで、迪、礼。
 たましひたち(魂達)はコン・タチと読んで、近、立。
☆欄(てすり)に留まっているので覧(よく見ると)老いている。
 謹(かしこまって)迪(前へ進み)礼をし、近くに立った。

 ぼろぼろ(襤褸襤褸)はラン・ロウ・ラン・ロウとよんで、覧、漏、覧、漏。
 芹はキンと読んで、襟。
 摘んでくる(摘来)は、テク・ライと読んで、摘、頼。
 たましひたち(魂達)はコン・タツと読んで、懇、断つ。
☆覧(見渡すと)漏(秘密が世間に知られている)。ああ、覧(見渡すと)漏(秘密が世間に知られているようだ)。
 襟(心の中)を摘むことに頼り、懇(親しくすること)を断った。