紅梅の木を抱き昏るることもなし

 紅梅の木、源氏物語の『紅梅』の記をかけたのではないか。娘のことを案じる紅梅、けれど行き違いもあってなかなか思うようにはいかない。わたくしも同じ思いの渦中にいるけれど案じることはない、と自分に言い聞かせている。

 紅梅はコウ・バイと読んで、講、倍。
 木はモクと読んで、黙。
 抱きはホウと読んで、封。
 昏るることはコンと読んで、混。
 なし(無)はムと読んで、謀。
☆講(話)は倍(多く)になる。
 黙って封(閉じ込めて)混ぜている。
 字の謀(図りごと)である。