泉の底に一本の匙夏了る

 泉、水が湧き出るところである。わたしは発想の混迷により、ついに(匙を投げてしまった)。
 泉の底にはわたしの投げた匙が一本・・・発見されるはずである。

 あんなに熱かったわたしの想い、口惜しいけれど。
 あんなに暑かった夏もすでに秋の風を孕んでいる。