
停止原基の綱目と思われる線条から想起される具体性を持つものはない。指定、あるいは仮定できるものが浮上しないのである、そう意図している。
全くの偶然を意図した停止原基の綱目である。(綱目と名付けること自体がすでに不明であり、分岐の意味さえ証明不可である)。
地味な画面であり不明な説明図のようでもあるけれど、愉快といえる大胆な開放の提示である。
始まりである。叡智や発見の左右されない全くの偶然、これを以て必然たる停止原基だと名付けた真意は《現存世界への反旗》であり《表現への全否定》にある。
=すべてを解放せよ=という指令でもある。彩色・構図・時間などの拘束から自由になってもいいという原基である。
停止原基の綱目~かつての自分の画~漆黒の闇、この3つの時空は発展あるいは否定を表すが、逆も可である伏線がある。
デュシャンの告発である。
写真は『DUCHAMP』より www.taschen.com