「僕等は一度噴火口の縁まで登て、暫時くは凄まじい穴を覗き込んだり四方の大観を恣にしたりしていたが、さすがに頂は風が寒くって堪らないので、穴から少し下りると阿蘇神社があるその傍に小さな小屋があって番茶位は呑ませてくれる、其処へ逃げ込んで団飯を齧って元気をつけて、又た噴火口まで登った。


☆目(ねらい)は套(おおわれ)逸(隠れているので)択(良し悪しを見てより出す)粉(まぎれて)秘(人に見せないように隠した)講(話)である。
 掩(被われた)図りごとがある。
 竄(文字・文章を変える)辞(言葉)を正しく決める。
 詞(言葉)の個(一つ一つ)を試みると法(神仏の教え)に換(入れ替わる)。
 詞(言葉)を調べ普く換(入れ替えること)を貫き決める章(文章)である。
 化(教え導く)吾(わたくし)の素(本質的なもの)を審(正しいかどうかを明らかにし)赦(罪や過ちを許す)謀(図りごと)が正しい章(文章)也。
 判(区別したもの)を査(明らかにする)意(考え)である。
 呑(他を取り込む)記の諸(もろもろ)は、透(すけて見える)。
 己(わたくし)の談(話)は半(二つに分けた一方)も決(立ちあがり)現れる。
 記は幽(死者の世界)に粉(まぎれ込み)化(教え導く)講(話)を問うている。