『城』3349。と、まあ こんな期待をかけていらっしゃるのでしょうか。所詮、むなしい期待にすぎません。この世には冷酷無残な、どのような畏怖の念によってもやわらげられることのないこころの持主がいるものだということを、あの人たちはご存じないし、また、知ろうともしないのです。☆空しい期待、虚しい期待ということを知らないのでしょうか。親切な言動を要求し、畏怖の念を通しても硬く冷淡な心をやわらげられないということを、知ることもないのです。