
直方体、中の空洞は空のようである、大地(地上)が空を内包している。
相の変換。樹や建造物(自然と人工)と空間との対峙。
見えるもの(存在と呼ばれるもの)が見えないもの(不在と思われているもの)を被っている、互に犯し合っている関係である。
この関係は常に等しく、常に太陽の熱エネルギーにより振動(風)を起している。
大気の循環があっての地球と宙の関係である。
見えるものと見えないものとの、その間の接点とも言うべき《振動》、揺らぎが存在を秘かに支えている。
写真は『若林奮 飛葉と振動』展・図録より 神奈川県立近代美術館