さあ、まるつきり、血の気も失せてかけ込んで、
「旦那あ、象です。押し寄せやした。旦那あ、象です。」と声をかぎりに叫んだもんだ。
ところがオツベルはやつぱりえらい。眼をぱつちりとあいたときには、もう何もかもわかつてゐた。
☆訣(人との別れ/重要なところ)の記の質(内容)は個(一つ一つ)の譚(話)に納められている。
照(あまねく光が当たる=平等)の奥(おく深いところ)は、記の譚(話)に納められている。
章(文章)の照(あまねく光が当たる=平等)は教(神仏のおしえ)であり、要は化(教え導くこと)である。