LIVRE OBJET後からの試作

 試作ではなく(後からの)と説明が加わるのは何を意味しているのだろう。ある目的・対象に対し、重複しつつ修正の必然からなのか…。

 作品は穴(空洞/不明)を各所に所有し、規則性あるいは連続を感じさせる物体であり、それらの上には巻物(歴史上の記録?)が乗り、それらは共に一つ(全体)となるように頑強に括りつけられている。
 有無を言わせぬ合体である。それらは非常に重い態を示す塊であるが、よく見ると、床面から浮上している。
 重いが浮いている…宇宙の体である、地球の空気(雰囲気)への確執とも見える不思議な作品である。


(写真は神奈川県立近代美術館〔若林奮『飛葉と振動』展・図録より〕