「測量師 さん、測量師さん!」と、だれかが路地から呼ぶ声がした。バルナバスだった。彼は、息を切らしてやってきたが、忘れずにKのまえでお辞儀をした。
「成功したんです」とバルナバスは言った。
「なにが成功したんだ」と、Kはたずねた。「おれの請願をクラムに伝えてくれたかね」
☆「土地がないことに気づいた人、土地がないことに気づいた人」だれかが路地から呼ぶ声がした。バルナバス(北極星《死の入口/転換点》の至近を回っている人)だった。Kのまえに身をかがめた。「成功です」と彼は言った。「成功したって?」と、Kはたずねた。「わたしの願いをクラム(氏族)に伝えたかね」