一郎はだんだんそばへ行って、びつくりして立ちどまつてしまひました。その男は、片眼で、見えない方の眼は、白くびくびくうごき、上着のやうな半纏のやうなへんなものを着て、だいいち足が、ひどくまがつて山羊のやう、ことにそのあしさきときたら、ごはんをもるへらのかたちだつたのです。


☆逸(隠れている)糧(物事を養い育て支えるのに必要なもの)の講(話)には律がある。
 談(話)は変(移り変わり)幻が現れる。
 法(神仏の教え)の幻であると吐く。
 照(あまねく光が当たる=平等)を惹きつける範(手本)を添える記、即ち太陽が要である。