しかし、 ここで夜を明かして、バルナバスをおまちになっては、というオルガの申し出は、断った。この申し出は、それ自体としては受けてもよかった。というのは、もう深夜だったし、また、自分の意志にかかわりなく、今ではこの一家とふかく結びつけられてしまったので、ここで泊まることは、ほかの理由でなら都合が悪いだろうが、この結びつきを考えると村じゅうでここが泊まるのにいちばん自然な場所だとおもえからである。
☆しかしながら、オルガはここで小舟を待っていてはと申し出た。この事は多分受け入れられたが、すでに小舟は遅く、また欲するか否かではなく今ではこの一族とつながっており、先祖の(小舟の)宿泊所は他の理由でなら具合が悪いだろうが、この結びつきを考えると完全な来世では自然かもしれないと思ったのである。