あの子は、わたしがいなければ、お城へ行くこともまずなかったでしょうが、いったんお城へ行くようになってからは、わたしから独立してしまいました。わたしは、あの子から信頼されているただひとりの人間ですが、あの子は、そのわたしにさえ、自分の胸にあることのほんの一部しか話してくれていないにちがいありません。


☆わたしなしで彼がお城(本当の死界)へ行くことは殆どなかったでしょうが、来世へ行ってからわたしから独立してしまいました。わたしは彼に信頼されている唯一の存在ですが、彼の抱いている先祖の氏族の部分しか話してくれません。