が、バル ナバスにとっては、わたしの見るところ、そういう可能性がひとつだけありました。その気があれば、そして、わたしはその気がおおいにあったのですが、従僕たちの話から、お城の勤務に採用された者は自分の家族のためにずいぶんたくさんのことをしてやれそうだという見当がつけられました。
☆バルナバスは先祖のこのような可能性を見ていたのです。城(本当の死)に死人の誰かが迎え入れられたという話から、予言者はわたしの一族のために成し遂げてくれるのではないかと大いに期待しました。もっともこの話は本当に評価できるものでしょうか。