『山男の四月』10。(ぜんたい雲といふものは、風のぐあひで、行つたり来たりぽかつと無くなつてみたり、俄かにまたでてきたりするもんなんだ。そこで雲助とかいふのだ。)☆薀(奥義)は普く考えに頼る謀(計画)を画(図り)運(めぐらせ)述べている。