落胆、抗することの出来ない力で突き落とされていく。

 年を重ね、老年の域に入っているわたし。
「そうか、もうお婆さんになったのか」当たり前のことに驚いている。

 ただでも不格好な身体に拍車がかかってきた。街のショーウインドウで見かけるわたし、背中が曲がり、O脚が進み、白髪頭の姿はどこから見ても老婆然としている。
(まあ、いいか・・・)

 自然に枯れていく、自然の理を外さずに生きている。思いがけずエコノミークラス症候群にもかかり、歩行困難の笑止。なのに無理して家中の網戸を外して洗い、カーテンの洗濯・硝子戸磨き…半期に一度の掃除は欠かせないとばかり挑んだ結果は、腰を痛め、身体を捩ってため息をついている。

(ああ・・)
 言葉が出ない老年期の滑稽。