だれも止められないわたしの劣化。
 まったくもって自然の理である。自然に抵抗しようとすること自体滑稽かもしれない。

 油切れした身体のギシギシ、階段を駆け下りた日はすでに遠い幻。返ることはない。
「もう少し、もう少しの辛抱」なんだろうか。

 デイサービスの車にやっとという態で乗り込むAさん(87歳?)を見ていたら、つくづく悲しくなってしまった。Aさんとて手をこまねいてこの状況になったわけではない。外出好き、どこへでも出かけ、最近ではバスなどは見ず知らずの人に臀部を押し上げてもらっての乗車。それでも出かける意欲満々だったのに…。

「膝の手術を望んだけれど、心臓の欠陥のため断られたの。なんとしても手術したかったわ」という。
 教師を務めあげた後は、俳句に短歌・油絵にコーラスそしてボランティア…精いっぱいの頑張り、それでも・・・。

 何としても歩き通して人生の終盤を迎えたい。望みはそれだけ、だから…明日の「歩こう会」なんとしても参加させてもらわねば・・・挫けそうな気持に鞭打っている。