しかし、その後は、こういう話をするのをやめてしまいました。あきらかに父は、どんなことにせよ、そんなところで達成できるという希望をもう棄ててしまっていたのです。いまではもう、出かけていって、そこで一日をすごすことを自分の義務、おもしろくもない仕事だとしか考えていなかったのです。


☆後にこれらの事柄を語るのを聞きました。明らかにそもそも来世に達したならば、孤独は天のおぼしめしであり、来世で過ごすのは自身の本分だと考えたのです。