子供はびつくりして枝をひろつて、きよろきよろあちこちを見まはしてゐます。雪童子はわらつて革むちを一つひゆうと鳴らしました。
すると、雲もなく研きあげられたやうな群青の空から、まつ白な雪が、さぎの毛のやうに、いちめんに落ちてきました。
☆死の教(神仏のおしえ)が詞(ことば)に現れる説(はなし)である。
同(平等)の死を確かめる。
逸(隠れた)冥(死者の世界)を運(めぐらせ)兼ねている。
群(集団/みんな)の照(あまねく光が当たる=平等)は空(根拠がない)であると吐く。
説(はなし)は望(願い)の絡(すじみち)である。