脳梗塞で多少不自由のあるMさんだけど、特別な不調は見られずごく至近の散歩を日課にしている様子なので偶にはわたしも同行させてもらう。
 けれど、この冬辺りからめっきりその姿を目にしないので、昨夕はこちらから誘って散歩に出た。

 杖を忘れたと失笑するMさんに変わりは見られなかったけど、途中の体操を省き、道の真ん中を歩くので、
「わたしが車の方を歩きましょう」というと、軽く首をふった。
 その時、道の端は斜めになっているから歩きにくいことに気づいたので、車に気をつけながら歩いていると、
「Xさんは、うちの鉢植えを盗んだ」といい「Yさんは、朝早くうちの中に入って来る」という。
 驚いて問いただすと「本当なのよ」と笑い返された。

 少しづつ・・・誰でも少しづつ衰えていくものなのだろうか。
 不安だし、とても心配である。