二人は戸を押して、なかへ入りました。そこはすぐ廊下になってゐました。その硝子戸の裏側には、金文字でかうなつてゐました。


☆字に忍ばせる図りごとの応(こたえ)は新しい。
 弄(思いのままにする)化(形、性質を変えて別のものになる)章(文章)の詞(ことば)を吐く。
 理(物事の筋道)を測(おしはかり)、魂(精神)を聞く事である。