『城』2535。そういうわけで、わたしたちふたりは、そう、あなたおいまこうしているのとそっくりおなじ格好で、いっしょにすわりこんで、夜になったのも、ふたたび朝がめぐってきたのも忘れはてていました。☆そういうわけで、わたしたちは今強制されているのとまったく同じようになり、死んでいるのか、未来にいるのか、思い出すことが出来ないのです。