「空の工兵大隊だ。どうだ、鱒やなんかがまるでこんなになってはねあげられたねえ。僕こんな愉快な旅はしたことない。いゝねえ。」
「あの鱒なら近くで見たらこれくあいあるねえ、たくさんさかな居るんだな、この水の中に。」
「小さなお魚もゐるんでせうか。」女の子が談につり込まれて云ひました。
☆句(ことば)の構(しくみ)で、平(平等)の態(ありさま)を諦(あきらかにして)ます。
僕(わたくし)は諭(教え導く)を解(わかるように)慮(あれこれ思いめぐらせて)います。
混ぜて現れる意を推しはかる。
注(書き記す)照(あまねく光が当たる=平等)の語(ことば)を団(まるくおさめる)を己(わたくし)は運(めぐらせている)。