Aさんに「あなたに教えてもらったニガウリの佃煮、作っているわよ」と言ったら、
「あら、今は『きゅうりのキュウちゃん』、この方が美味しいわ」という。

 ネットで調べたら、ありました。
 早速、作ってみたら、あらホント、『きゅうりのキュウちゃん』

 一キロのキュウリに200グラムの砂糖(三温糖)・300㏄の醤油(減塩)・50㏄の酢を煮立てて小さじ2の塩でしんなりさせた刻んだキュウリを入れて一煮たちさせ・・・あとは刻んだ生姜と一緒に再度煮立てるだけ。

 いったい誰が考えたんだろう。
 味を的確に測る舌を持っている人は凄い!

 料理教室に通っても、ワンパターン、ワンプロセスの食卓…「お母さんのあれが食べたい」って言われる人になりたかったなぁ。

 「ごめんね」いつも心の中で息子たちに謝っている。

 (きゅうりのキュウちゃん、作ったから食べにおいでよ)淋しい呟き、聞こえないよね。