月イチのサークル活動、講師を迎えて十人が集う。
にぎやかにおしゃべりの花が咲く…屈託のない笑い、子育ても終え、自身の体調管理が話題の中心な昨今。
若い時のように身体が自由に動かず、何気ない動作に疲れを感じてしまう。
バス停が至近にあるAさん、朝に晩にその辺りを掃除しているらしい。三十年、否、四十年の日課、大病を患った後のこの日課は厳しいらしく、愚痴の一つもこぼさずにはいられないという。
「だってね、タバコだって、わたしの目の前で、ポイ捨てでしょ…」嘆きは収まらない。
(まぁまぁ)と自分をなだめて遂行している日課にも寄る年波のせいか、ひどくストレスを感じている様子。
そうだよねぇ、なんでもなくこなしてきた仕事、他人のための少しの犠牲・・・そういう少しの行為が重くなる年頃なんだよね。
当たり前のようにご近所を清掃しているお婆さんがいたら、「ごくろうさま」や「ありがとうございます」の挨拶くらいしてあげてください。
人生は徒労の積み重ね・・・なんですか?